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記録41 大原。

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燃える男再び(笑





燃える男の小型ショベルカーはまた牡鹿で活躍してました。
私は渡波での作業と結婚式の撮影で彼と合流したのは彼がこっちに来て三日目?かな。

新潟でも大地震のあと大雪に見舞われた。
きっとこんなときに限って台風も来るだろうと予測はしてたが
聞いた事も無い台風2号接近・・・

それも心配で彼の元に合流。
しかし作業場は地元の方とst-xiaoさん、険悪なムード。

聞けば二日前に一人でボランティアに来た方が無理をして顎を骨折、
また一人でも怪我を増やしたく無い地元の方と、無理をしているつもりの無い
st-xiaoさんとの間に気持ちの溝が。

すぐに間に入ってお互いをなだめるも、この日はst-xiaoさんとはかなりぶつかった。
私も地元より、本人は無理してないと言っても怪我をされると呼んだ人間、
地元にこれから住む人たちは怪我をさせてしまって、なんじょしたらいいか分からない。
(どうして責任を取ったらいいか分からない)
暗くなりつつある外でかなり強い語気で言い合いをしてた。

正解も不正解も無いまま話しは平行線をたどり、皆さんに複雑な心境でご挨拶をする。

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この日も日帰り予定、でもなぜか雰囲気を察したのか地元の方にお酒を頂き・・・泊まる事に。
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親子ほどの年の差も関係なく色々なお話しを伺う。
来た時に険悪な雰囲気だった宮大工の頭領が急にあんたの熱い気持ちを聞いたら
おらなんとも言えね・・・と涙を、あ、st-xiaoさん流に言うと大粒の汗を流した。

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当然st-xiaoさんも・・・・

当初はなんとかしなきゃ、被災地の人たちを元気づけなきゃ!と言う思いで
ボランティアに来ていた。

今では少し逆になって来ている。この人たちにまた会いたい、会って話しをしたい。
底抜けに明るく被災地に居ても前を向いている。来てくれる人たちに勇気を与えてくれている。
宮城に育ってもこの牡鹿半島はあまり足を運んだ事は無かった。
しかし東京から来ているst-xiaoさんにここの歴史凄いよ、と逆に教えられ
町史を読んで興奮した。

ここは伊達政宗公がシカ狩りで宿泊した石森館跡で他にも多くの歴史遺産が有ると知った。

政宗公も泊まったで有ろう同じ場所に寝泊まりする!歴史好きにはたまらない!

こうして親睦を深め、すぐ気絶・・・翌朝酷い二日酔いだったけど、
そんなのもふっとぶ低気圧が襲う。


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この日は暴風雨。作業は見合わせしばし待機。
しかしあちこちで浸水の報告。
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早早速頭領とst-xiaoさん私でポンプ車で見回る。
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川はせき止められ道路は浸水。これはまずいかな〜。
そんなとき区長さんが役場に電話、今ね消防団三人が見回った所ですね早く手を打たねば・・・

消防団三人って俺たち?(笑
笑ってしまうが今ボランティアは少ない・・・
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結局居ても経っても居られず手伝う事に。
しかし頭領の指示で危険な場所は私たちは避け頭領は真っ先に危ない場所で瓦礫撤去。
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結局st-xiaoさんも地元の人に乞われ溝の瓦礫撤去。
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一段落して休憩。
気がつけば頭領とst-xiaoさんペアルック(笑
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五月末にストーブがこんなにありがたく感じるとは。

まだまだこれから問題山積み。

その一つに岩手佳代子の一部
もうアフリカなどで貧困に喘ぐ地帯の映像に見るくらいハエが凄い発生しています。。。
by nu4602 | 2011-06-06 00:39 | 震災の記録。
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